Netflix韓国ドラマ「イカゲーム」(感想)

今話題の(?)Netflixの韓国ドラマ「イカゲーム」。
 
各国に引き続き、マレーシアでもランキング1位になってます。
SNSでも、ドラマに登場したアイテムが話題になってます。
話題についていこうと、私も先日一気に観ました。
ドラマ観たてのホヤホヤな感想を紹介します。
 
私の率直な感想としては…重いです。
人が続々と死んでいくサバイバルゲームの話なので、
前向きな気持ちにはならないし、
サックっと楽しめるドラマではないですね。
 
ただ、様々な視点で観ると、深くて濃い。
エンターテイメント性とメッセージ性のバランスが絶妙です。
一気観したくなります。
 
各国で話題になったり、高評価の声も聞かれる「イカゲーム」。
何がそんなに面白いのか?
私なりに、面白ポイントを3点まとめてみました。
 
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①個性あるキャラクターの魅力
②シリアスな設定と世界観のギャップ
③韓国のシビアな現状を強烈に表現
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①個性あるキャラクターの魅力
登場するキャラクターの人間性がはっきりと表れています。
登場人物が極限状態に追い込まれる展開で
各キャラの本性が、徐々にむき出しになっていく。
その表現が非常に巧みに描かれています。
最初は何気ないキャラクターも
回を増すごとに深みを増し、視聴者の感情移入したころに
各者それぞれのゲームの終わりが描かれています。
 
全部で6つあるゲームも、ストーリー展開では重要な役割を担います。
個人戦もあればチーム戦もある。
必ずしも、みんなでクリアできるものではありません。
自分が勝つためには、誰かを負かせる(死なせる)必要があります。
各キャラクターがどうやってゲームに臨むのか?
各ゲームが、キャラクターの人間性を上手く描き出しています。
(個人的に一番見ごたえがあったのは、3番目のゲームです!)
 
②シリアスな設定と世界観のギャップ
命を懸けたサバイバルゲームという、残酷な設定。
一方で、遊び心のあるゲーム内容、ファンシーな会場。
この楽しそうな世界観が、
サバイバルゲームのシリアスさをより一層掻き立てます。
楽しいゲームを見ているようで、次のシーンでは死体の山ができている。
このギャップが観ていて、ハッとさせられます。
 
③韓国のシビアな現状を強烈に表現
格差社会は韓国でも深刻な社会問題です。
華やかな一面とは裏腹に、超競争社会の韓国。
(韓国の現状に詳しい人によると)
一度受験に失敗すると、もう挽回はできません。
どんな家庭に生まれて、どこの大学に入るかで、その後の人生が決まる。
決まった人生を覆す、這い上がることができない社会の仕組み。
 
そんな負け組みの人たちに起死回生のチャンスとして
与えられたのが、この命を懸けたサバイバルゲームです。
 
ゲームでの負け=死。
これを知りながらも、多くの人が自らの意思でゲームに参加します。
そこに集まった人が、韓国社会で取り残された人達です。
登場人物の背後にあるストーリー(参加理由)が、
まさに韓国の現状を表現しています。
 
 
以上が、私が感じたこのドラマの醍醐味です。
韓国映画「パラサイト」を楽しめた人には、是非オススメです。
逆にハッピーエンドを期待する人には、オススメ出来ませんね。
 
一方伏線が回収しきれてない部分もあります。(続きが気になる~)
これは続編が期待できますね。
 
あと、本作品の俳優さん、女優さんもとても魅力的です。
ドラマを見終わって、後味が悪い人は
出演者の他の作品、写真、関連YouTubeを是非観てみてください。
イメージがガラッと変わって、少し気持ちが軽くなりますよ!